F355には前期型(PA)、中期型(PR)、後期型(XR)がある。ベルリネッタとGTSは全てのモデルであるが、スパイダーは中期型のみのラインナップになっている。ミッションは前中期型までは6MTのみでF1は後期型のみに用意されている。
初期型のF355のF129B型エンジンを搭載しているものは、車体番号の4,5桁目にPAと記載されていることから初期型はPAモデルと言われるようになった。中期型のPRモデルでは運転席&助手席にエアバックを装備している。中期型からF355スパイダーモデルが登場する。1995年5月のことである。最終型のXRでは燃料供給と点火制御を司る頭脳ともいえるコンピュータ、ボッシュモトロニックM2.7からM5.2とチェンジされている。前中期型は4気筒分の制御しかできなかったのに対して、後期型は8気筒の同時シーケンシャル制御が可能になった。後期型か前中期型の違いはエンジンルームをみれば一目瞭然である。後期型は8気筒同時制御なのでエンジンルーム内のエアフロメーター部で吸気系が一つにまとまっている。
F355にはワンメークレース用のチャレンジモデルがある。前348チャレンジの場合はノーマル車にチャレンジ用パーツを装着して製作されたのに対して、F355チャレンジは初めから競技車として開発された。チャレンジには燃料供給装置がM2.7仕様のままで後期のM5.2への変更はされていない。1998年以降は大型のリヤウイングやオイルクーラーが追加された。
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